01/07/2026
「主体的に動け」と言いながら、部下の提案を却下していませんか?
多くの企業で起きている、「悲しいすれ違い」。
「意欲的に取り組みたい課題を見つけ、声を上げた。でも、会社の求めることと違うからと却下された」 こうした経験をした若手は、「結局、何を言っても意味がないんだ」と口を閉ざします。やがて主体性は失われ、傍目には「意欲のない社員」に見えていく。
一方で、経営側の視点に立てば、全く別の景色が見えます。 「会社が存続し、従業員を雇い続けるためには、利益を上げなければならない。そのためには事業計画に則った動きが必要だ。まずは自分たちの求めている成果を出してくれよ」
これは、どちらかが悪いわけではありません。 会社が求める「事業の持続性」と、個人が求める「キャリアの納得感」。この2つのベクトルがずれたまま放置されていることが、真の課題です。
■ 「人事のスパイ」でも「個人の味方」でもない
私たちは社内キャリアコンサルタントとして、この重なり合う「接点」を見つける役割を担っています。
役割は主に4つです。
・個人のキャリア支援
・組織と個人の橋渡し
・マネジメント層への支援
・キャリア形成事業の企画と運営
よく誤解されますが、私は人事のスパイでもなければ、ただ個人を持ち上げる担当でもありません。 中立的な立場で、会社全体の熱量を引き上げるために「ファシリテート」するのが仕事です。
■ 接点を「対話」で耕す
個人が納得していないキャリアは長続きしません。しかし、企業の課題や求める人物像に沿っていなければ、その想いを実行に移す場は得られません。
「個人のやりたいこと」と「会社のやってほしいこと」。 このすれ違いを解消するには、双方の想いを丁寧に紐解く「対話」が必要です。
事業計画を遂行するためにこそ、まずこの「すれ違い」に対処しなければならない。 双方と丁寧に向き合い、バラバラになったベクトルに共通の接点を見出していく。それこそが、今の組織に最も求められている「投資」ではないでしょうか。
10年後、20年後も選ばれ続ける会社であるために。 今日も私は、組織と個人の間にある「重なり」を深めていきます。
貴社では、社員の「やりたい」と会社の「やってほしい」の接点は見つかっていますか?
組織の熱量を高めるために、どのような「対話」をされていますか?
ぜひコメント欄で教えてください。