23/12/2022
【なつかしい未来創造㈱からの大切なお知らせ】
この度、当組織を12月をもって解散することになりました。長い間、ご支援・ご協力を頂き、誠に有難うございました。以下、弊社の代表からご挨拶申し上げます。
*****************
なつかしい未来創造(株)を応援・支援くださった皆様へ
拝啓 寒冷の候、皆様におかれましてはご壮健のこととお慶び申し上げます。
平素は、何かと弊社をお気にかけて頂いておりますこと、厚く御礼申し上げます。
さて、2011年3月11日に発生しました東日本大震災と大津波の影響で、陸前高田市は壊滅。私達、岩手県中小企業家同友会気仙支部が設立されたのが2007年7月でしたが、28社で立ち上げた支部も、その後、順調に会勢を伸ばし、70社までになった矢先の大災害でした。
残念ながら、全市では、約1700名の尊い命が失われてしまいました。会員の中にも、各企業の大黒柱だった経営者も何名か亡くなられ、更には、会社全員が亡くなられてしまい、企業の存在が消滅してしまった所もありました。
私達が生きている間に、この様な自然災害が起きるとは予想だにしなかったため、一時は絶望してしまい、生きることさえ難しく思われた人々も多かった様に思われました。
そんな劣悪な環境の中でも、私達は経営者の端くれです。大切な社員やその家族を守るためにはどうしたら良いのかを考え、そのためには雇用を維持することが絶対条件と捉え、売上がゼロの状態でも何とか存続する方法を模索し始めました。そして、「一社も潰さない、潰させない。」のスローガンのもと、「なつかしい未来創造株式会社」を設立しました。
この会社の「なつかしい未来」という言葉は、スウェーデン生まれの人類学者でヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんという方が書いた「懐かしい未来~ラダックから学ぶ」から引用させて頂きました。彼女が、インドの奥地のラダックという地方を訪問し、人類学の研究をするのですが、その時にこの言葉を使われました。我々は、彼女の考え方をはじめ、この言葉に感銘を受けて「なつかしい未来」を将来的に「創造する」地域であることを願って命名させて頂いた次第です。
そして、10年後にはこの地域にトータルで500名の雇用を産める様な企業を多く創っていこうという目標を立てて取り組みました。国からのお力も頂きながら、結果的に40名の起業家を育成しましたが、現在も存続している中小零細企業は約35社になりますし、雇用も概ね250名程になると思われます。これも、応援してくださった株主の皆様、および、全国の中小企業家同友会の皆様のご支援のお陰と深く感謝申し上げます。
設立当初から、だらだら続けるのも少々憚られましたので、10年で解散しようと話合いをしておりまして、令和2年12月に、ソーシャルビジネスの拠点とも言うべき発酵パークCAMOCY及びその運営会社「株式会社 醸(カモシー)」が立ち上がりましたことを機に「なつかしい未来創造株式会社」は発展的に解散する運びとなりました。
私達は、これからも雇用を守り、地域のより多くの皆様を幸せにすることを目指しておりますが、「なつかしい未来創造株式会社」が解散しましても、弊社と同時期に設立された非営利組織、「一般社団法人生命環境産業振興協議会」に関しては、八木澤商店の代表取締役であります河野通洋(弊社の役員の一人)氏が新しい代表理事となり、発酵パークCAMOCY(カモシー)を拠点として、これからも活動を継続してまいります。
当時、皆様のご支援により令和26年6月に設立しました宿泊施設の「箱根山テラス」に関しましては、弊社の役員でもある地元の建設会社「株式会社長谷川建設」の代表取締役の長谷川順一氏に代表をお願いし経営してまいりましたが、新型コロナの影響もあり、この3年間は苦戦を強いられておりまして、現在、閉館中でもあります。只今、彼も、再開に向けて鋭意努力しておりますので、皆様のご厚情におすがりするしかありませんが、もう少しお待ち下さいますようお願い申し上げます。
前述の通り、これからは、「一般社団法人生命環境産業振興協議会」が弊社の後を引き継ぐことになります。河野代表理事が日頃より申しております「多くの人々が亡くなられたことを肝に銘じて、どの地域よりも命を大切に考える地域にして行く。そのためには、『生命環境を産業に』して行く必要がある。」というスローガンで、多くの皆さんと共に活動して参りたいと思います。
末筆ながら、平素の疎遠のお詫びと、皆様の今後益々のご活躍とご多幸をご祈念申し上げ、弊社解散のお知らせを兼ねてご挨拶とさせて頂きます。これからもご指導の程よろしくお願い申し上げます。
敬具
令和4年12月吉日
029-2203 岩手県陸前高田市竹駒町字相川74-1
なつかしい未来創造株式会社
代表取締役 田 村 滿
役員一同